兵庫県芦屋市にあります、
きた鍼灸整骨院、院長の北 善之です。
当院に来院されている数名の女性の方より、
「昔からひざとひざの間に隙間があいて、ひざ同士が引っ付かない。」
「O脚のせいでスカートやパンツスタイルがなんだか決まらない。」
などのご相談をよく受けます。
そこで今回はO脚の解説と自宅でできるストレッチを紹介いたします。
もしO脚でお悩みの方は、最後まで読んでいただければお役立ちになれると思います。
O脚ってどんな状態のこと？
左と右の足首をくっつけて直立した際にひざが閉じず、 両ひざが外側に弓なりに曲がっている状態のことです。
全身の痛みや不調にも関係してくるため、早めの対策が必要といわれています。
実は、O脚といっても２種類あるんですね。
１つ目は構造的(こうぞうてき)O脚です。
生まれつき・事故・けがなどで骨そのものが曲がっている状態。中には痛みも伴い、完全に改善するのは難しいとされています。
２つ目は機能的(きのうてき)O脚。
日々の姿勢やスポーツなどが影響し、関節のずれによってO脚になることを言います。こちらはストレッチや整体などで対処をすることで改善することが可能となります。
まずは、ご自身がどちらの場合のO脚なのか判断することが大切です。
O脚の原因ってどんなのがあるの？
O脚を予防、改善していくために、まずは原因について理解させていただきます。
その原因は、大きく２つ挙げられます。
まず１つ目は骨盤のゆがみです。
そしてもう１つは筋力の低下です。
骨盤のゆがみ
その方の普段からの姿勢によって、O脚になりやすいことが考えられます。特に左右のバランスが崩れた姿勢に注意が必要です。
例えば、横座りや片側に体重をかけて椅子に座るといった姿勢を習慣にしていると、 身体のバランスが歪む傾向にあります 。バランスが歪んだ状態で日常生活を続けていると身体の一部に負担がかかってしまうんですね。
頬杖を突く、脚を組んで座るといった姿勢なども骨盤のゆがみにつながります。骨盤がゆがんだ状態でいると、歩幅に左右の差が生まれる、 歩き方がゆがむといった現象が起こります。
こうした習慣が膝を外向きにして、O脚に発展してしまいます。O脚を治すためには、まずは骨盤の歪みを整えましょう。
内ももなどの筋力の低下
O脚の原因において、運動習慣がない人に見られがちなのが筋力不足です。
特に内転筋はO脚の発症に深く関係します。
内転筋とは太腿の内側に付いている筋肉のことで、ここが衰えると脚を正常な状態に保つことが難しくなります。内転筋の筋力が低下し、脚を閉じる力が弱った人は、膝が外を向くことが多くなります。
内転筋を鍛えることでO脚を改善できます。
O脚の対処法(ストレッチ)について
では、O脚を治すために具体的に何をすればよいでしょうか。
まずは、正しい歩き方を身につけ、体のゆがみを改善するストレッチを行いましょう。
歩くときは、背筋を伸ばしてまっすぐに、重心は気持ち前にして、つま先を正面に向け、足裏全体で着地します。
骨盤のストレッチ、内転筋を鍛えるストレッチを行いましょう。間違ったストレッチは悪化させる場合もあります。
ポイントはストレッチの時間と強度です。そのため、１回３０秒で強く伸ばさないことがポイントになります。
無理のない範囲で毎日行ってみてはいかがでしょうか。するとO脚が少しずつ変化してきます。
最後に
「自分のストレッチだけではあまり効果が感じられない」
「本当に効いているのよくかわからない」
という場合は、当院までご連絡ください。
また、お近くの整体院や整骨院などに相談してみるのもいいかと思います。
それでも改善されない場合は、当院にご相談ください。一緒にO脚を改善していきましょう。
監修：鍼灸師 柔道整復師 北 善之