芦屋市の整体院、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
当院に来院される70代の患者さんより
「夜、なかなか寝付けなくて困っている」
「寝ていてもすぐ目が覚めて、また眠れない」
との睡眠に関するご相談を受けました。
もしかすると同じようなお悩みのを持つ方は多いのではないでしょうか?
そこで、なかなか眠れない時の対処法についてまとめております。
最後まで目を通していただきご参考になさってください。
寝ることが身体にもたらす影響について
「日中にあまり身体を動かしていない」
「一日中家に居たから動いていない」
と、おっしゃる方が多いように見受けられます。
確かに睡眠には疲れた身体を回復する役割があります。
でも睡眠の大きな役割は「脳を休める」ことなのです。
総務省による報告によれば2002年のインターネット全体の情報量を10とすると2020年は6000倍の6万だそうです。
一昔前とは比べものにならないほど情報が多すぎる現代。
実はそんな目から入る情報、耳から入る情報などを全て脳が処理しています。
睡眠中に脳が情報を整理して、その情報が必要か不必要かを判別し処理しているのです。
そのため睡眠不足になると脳の機能が下がり判断が鈍くなってしまう可能性が・・・
また思考力も下がる傾向にあります。
睡眠を取ることでこういった不調を改善する効果が期待できます。
ストレスを減らして眠りを取り戻しましょう
「どうすれば眠れるのですか?」
といった質問がございます。
皆さんは、眠りにつく仕組み(入眠)について考えたことはありますでしょうか?
こちらでは入眠について簡単にご説明させていただきます。
実は人が睡眠につくには眠るための準備が必要なんです。
その準備のポイントは2つ。
それは「体温」と「神経」です。
まずは体温。
体温が高いと入眠は難しいとされています。
例えば、お風呂から上がってすぐに寝るのって難しくないですか?
お風呂から上がってすぐは体温が高く汗をかくこともあるかもしれません。
また食事の後、お腹いっぱいの状態だとなかなか眠れませんよね。
お腹いっぱいの時は食べ物を消化するために内臓が活発に動きます。
つまり体温が高いと眠りにつくことができません。
このことから体温が下がる時が眠りにつきやすいタイミングといえます。
眠る時は体温を下げるために手と足先から熱を放散します。
逆に言うと、入眠するには体温を手や足から放散する必要があるのです。
次に神経。
一度は耳にしたことがあるかもしれない『自律神経(じりつしんけい)』。
この自律神経が入眠に大きな影響を与えます。
自律神経は人間のスイッチのような役割があります。
仕事や家事をしている時はスイッチはオンの状態。
しかし眠る時にはオフの状態でなければ入眠できません。
このスイッチはストレスなどに大きく左右されます。
ここでのストレスとは、
「寝ないと明日がしんどくなる。」
「睡眠時間を確保しないと仕事に差し支える」
など、自身でプレッシャーをかけ不安に感じてしまうことを指しています。
ですので自身にストレスをかけないようにすることがとても重要となります。
心配性のあなたへ贈るストレスと眠りの改善策2つ
方法①手先や足先を積極的に動かす
日中でも常に手や足先が冷えている方がいらっしゃいます。
入眠のポイントは熱を放散すること。
でも熱を逃がしたいのに手や足先が常に冷えている状態だと逃げれなくなります。
ですのでお休みになる直前に手や足先を積極的に動かして熱を作ってみてください。
動かすことで熱が作られます。
すると身体の熱が手や足先から逃げやすくなります。
方法②目をつむって情報を遮断
眠れないと不安に感じることがストレスになりかねません。
そんな時は無理に寝ようとせず、まずは目をつむるだけで情報が遮断されます。
目をつむると視界がなくなるため、それだけで脳がリラックスした状態に。
脳がリラックスすると自律神経がオンからオフに切り替わりやすくなります。
ですので目をつむるだけで入眠へと脳が促されていきます。
睡眠について、下記のブログも一緒に読んでいただけますとより改善が期待できます。
最後に
今回は眠れない時の対処法についてお伝えさせていただきました。
お伝えさせていただいた方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
すぐには効果がないかもしれませんが、毎日続けてみると少しずつ身体が変わってくると思います。
それでも睡眠がうまく取れない場合は当院までご相談ください。
当院では不眠に対して東洋医学を用いた施術を行っております。
この施術によって睡眠のお悩みが解消された患者さんも数多くいらっしゃいます。
もし睡眠でお困りの際はお気軽にご相談いただけますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之】