兵庫県芦屋市にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
お身体の不調の理由の一つに『頭痛』がございます。
日本では4人に1人は頭痛を持病とするほど多くの方のお悩みのタネになっています。
「頭痛薬を持っていないと不安」
「いつ頭痛が起こるかわからないから嫌」
「頭痛があると何もやる気がおこらない」
といった頭痛でお悩みの方からご意見を頂戴します。
確かに頭痛や腹痛といった、いつ痛みが起こるか分からない症状があると不安になりますよね。
痛みを感じることでそれがストレスになり、何もやる気がしなくなってしまうこともござます。
・頭痛薬を飲んで痛みをしのいでいる方
・頭痛は治らないとあきらめている方
そんな方にこそこちらのブログを最後まで読んでいただきたいです。
同じような症状でお困りでしてら有益な情報となっております。
頭痛と肩こりの関係って一体?
頭痛で病院を受診された際にドクターから
「肩こりが原因かもしれません。」
「筋肉が硬くなっているからかも。」
と言われたことがある方がいらっしゃるかと思われます。
では、なぜ頭痛の原因が肩こりや筋肉なのでしょうか?
その理由として「血流」が挙げられます。
心臓から出た血液は全身をまわって再び心臓へ。
血液が巡ることで全身に栄養や酸素が運ばれ生命を維持することができます。
心臓から出た血液はすぐに首から上(頭)に行く血管と下に行く血管へと分かれます。
その際、何らかの原因により
・心臓から出て頭に向かう血液
・頭をまわって心臓に向かう血液
の流れが悪くなることが頭痛を引き起こしていると考えられます。
このように一部で血液が滞って流れが悪くなると、その周りにある部位が不調になってしまうのです。
またそのような不調は痛みや違和感をいった症状になることも少なくありません。
頭痛だけでなく吐き気もある理由
肩こりによる頭痛に加えて、吐き気を感じることがあります。
そもそも吐き気はどうようにして起こるのでしょうか。
簡単に説明させていただきます。
吐き気には大きく分けて2つあります。
一つは胃や腸などの内臓の不調によって起こる吐き気。
もう一つは乗り物酔いなど脳への影響による吐き気があります。
肩こりが原因の吐き気の場合はこのどちらにも当てはまります。
吐き気を引き起こす原因には内臓や血流が大きく影響しています。
特に胃は吐き気などの不調に大きく関係しています。
食べ過ぎや飲みすぎ、それにストレスがかかると胃に不調が起こります。
すると血液の流れが悪くなることで、内臓に影響し吐き気をもよおすことがあります。
『治らない』とあきらめるのは早いかもしれません
「頭痛によって薬を手放せない」
「痛くなりそうなときは薬を飲む」
こちらでは薬を飲むことを決して否定しているわけではございません。
薬も上手に服用しながら頭痛の根本を改善してみてはいかがでしょう。
これからの時期は少しずつ気温が下がってきます。
すると体温も下がっていく傾向に。
体温が下がると血液の流れが悪くなります。
ですので効率的に体温を上げることのできるツボをご紹介します。
気海(きかい)
おへそから指を横向け2本真下にあります。
お腹はたくさんの臓器や血液が集まる身体の中心。
東洋医学では「お腹」ではなく「お中」と表記するほどお腹は重要とされています。
血液は約45秒で身体を一周するといわれて、気海のあるお腹を温めることでより効率的に体温を上げることができます。
温める際はカイロや湯たんぽを使用するようにしてみてください。
またドラッグストアなどで販売されている『せんねん灸』で直接ツボを温めるのも効果的。
加えて、下記のブログを一緒に読んでいただけますとより効果が期待できます。
最後に
肩こりが原因による吐き気や頭痛は『血流』に問題があることが多々ございます。
その血流の改善には体温を上げることがポイントになります。
今回お伝えさせていただいたツボを温めてみてはいかがでしょうか。
もしかすると長年のお悩みが解消されるかもしれません。
ですが頻繁に吐き気のある場合、嘔吐を繰り返す場合などは別の問題が隠れているかもしれません。
その際はお近くの医療機関への受診をお勧めします。
辛い肩こり症状や頭痛、吐き気でお困り際は当院までご相談ください。
そのお悩みを解決できるようサポートさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之】