芦屋市の整体院、

きた鍼灸整骨院の北です。

今の時期になると各地で稲刈りが始まります。

実は私自身も毎年実家の稲刈りを手伝っており

今年もこの季節が来た」と特別な思いです。

しかし、稲刈りの際に腰を曲げる姿勢、稲束を抱えて運ぶ動作は、想像以上に体へ負担をかけます。

私は稲刈りの翌日に腰が重く感じたり、膝や背中に疲れを残したりすることがあります。

もしかすると同じようなお悩みの方がいらっしゃるっかもしれません。

そこで今回、そんな稲刈りでの腰痛を中心に解消法をまとめました。

お時間の許す際に目を通していただけますと幸いです。

稲刈りの動作が体にかける負担とは

しゃがみ込んで鎌を使う姿勢では膝に圧力がかかり、立ち上がる瞬間には腰に負担が集中しやすくなります。

さらに、稲を束ねて持ち上げる動作は背中全体に負荷が掛かることが予想されます。

以前は何ともなかったこの動きも、年齢を重ねるとともに痛みにつながりやすくなるのです。

これは自然な体の変化。だからこそ「体を守りながら稲刈りを続ける工夫」が必要になります。

 稲刈りの負担を減らすためのセルフケアとストレッチ

私自身も取り入れている、稲刈り前後におすすめのセルフケアをご紹介します。

どれも簡単で、特別な道具を使わずにできます。

腰のケア:作業前に腰周りストレッチ

片膝立ちになり、片方の足を後ろに伸ばす。

背中を曲げないように、立てている膝を前方向に倒す。

腸腰筋を緩め、柔軟性をを良くすることで腰への負担を減らします。

膝のケア:太もも前のストレッチ

正座の状態から体を後ろに倒します。

この時、手や肘を後ろに着くような形になることが望ましいです。

太ももの前が伸びているのを感じながら30秒キープ。

膝の前にある大腿四頭筋が緩むと、しゃがむ動作が楽になります。

背中のケア:肩甲骨ほぐし

両手を鎖骨に触れたまま、大きな円を描くように腕を回します。

前回転10回、後ろ回転を10回。

肩甲骨の可動域が上がり、背中の痛みを予防できます。

作業後のケア:お風呂で温まる

稲刈り後は次の日に、腰や膝に疲れが残ることもしばしば。

そんな時はお風呂にゆっくり入り、体温を上げることで対処できます。

さらに入浴中に深呼吸を繰り返すと、疲労回復を促してくれます。

これらは一度に全部行う必要はありません。

ほんの数分でも、毎日の積み重ねで体は変わっていきます。

 

 鍼灸や整体で整える「農作業を続けるための体」

それでも「痛みが強くて稲刈りを楽しめない」「年々体がつらくなっている」

という方には、専門的なケアを取り入れることをおすすめします。

当院では、腰痛・膝痛・背中の痛みに悩む方を多くサポート。

痛みを我慢するのではなく、

体を整えて稲刈りや農作業を長く続けられる」ことを目指しています。

実際に、稲刈り後に腰を痛めて来院された70代の男性。

施術とケアを組み合わせることで、翌年から無理なく稲刈りをこなせるようになり

「今年も支障なく田んぼに立てています」と話してくださいました。

私も毎年稲刈りをしているからこそ、

皆さんの「痛みを抱えながらも作業を続けたい」

というお気持ちはよくわかります。その思いを支えるのが、私の役目だと考えています。

最後に

稲刈りは腰や膝、背中に大きな負担がかかりやすい作業。

ですが、作業前後のケアや入浴といった解消法を取り入れることで、体は驚くほど楽になります。

それでも痛みが残る場合、専門的な施術を取り入れると、農作業を続けることが可能。

稲刈りを経験している治療家として、皆さんの体のつらさに寄り添い、快適に作業ができるお手伝いできれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【監修:柔道整復師・鍼灸師  北 善之】

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