兵庫県芦屋市の整体院、
きた鍼灸整骨院の北 善之です。
当院に来られている現役世代の患者さんから
「だんだんと仕事の質が下がってしまう」
「大勢の人がいると気持ちが悪くなる」
「睡眠をとっているのに体がパッとしない」
など、原因のわからないお悩みを頂戴いたします。
これ、もしかすると自律神経(じりつしんけい)に問題があるかもしれません。
こちらでは、
ぜひ最後までお読みいただきご参考になさってみてください。
自律神経ってそもそも何?乱れるとどんな不調が出るの?
自律神経の役割は「内部環境のホメオスタシス維持」。
つまり体の中にある内臓をコントロールして、生きるために必要な機能を一定に保つこと。
逆にいうと自分の意志ではコントロールできない神経となります。
さらに自律神経には交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)があります。
これらがバランスが保たれることで好調に活動ができます。
これを車に例えるとアクセル(交感神経)でブレーキ(副交感神経)になります。
運転するのにアクセルを踏みっぱなしということがなければ、ブレーキを踏みっぱなしということもありませんよね。
しかも目的の場所に到着するには、適切なアクセルとブレーキの使い分けとバランスが重要です。
自律神経のバランスが崩れると、さまざまな不調が現れてしまうんですね。
また、現代社会は交感神経が高い状態が続くケースが多いとされています。
交感神経が高いと体が緊張状態になり、副交感神経が高いと疲れを感じやすくなります。
特に40代は仕事の責任や家庭の事情などでストレスを抱えることが多く、
呼吸とツボでリセット!今すぐできる自律神経ケア法
自律神経を整えるための簡単なケア方法としてツボ押しがございます。
ツボ押しは、
簡単にできる効果的な2つのツボをご紹介いたします。
・内関(ないかん)
内関は、手首の内側、約3cm下にあるツボです。
①反対の手の親指で内関を押さえます。
②深呼吸しながら、5秒間押し続けます。
③これを8回繰り返します。
・百会(ひゃくえ)
百会は頭のてっぺんにあるツボで、不調を和らげる効果があります。
①頭のてっぺんにある百会を指先で軽く押します。
②ゆっくりと深呼吸しながら、5秒間押し続けます。
③これを10回繰り返します。
習慣こそが整う鍵!ストレスも防ぐ3つのステップ
ツボ押し以外にも、
ツボ押しと併用することで、より自律神経が整う相乗効果が期待できます。
①呼吸
自律神経は体の健康を無意識にコントロールしています。
ですが、呼吸は自律神経をコントロールできる唯一の方法。
吸うを5秒、吐くを10秒の呼吸法をお勧めいたします。
おさらに腹を意識して呼吸することで、副交感神経が優位になります。
②歩き方
自律神経を整えるという意味では、適度な運動もポイントになります。
そこで運動が難しい方のために、日頃の歩き方を意識してみるのもいいかと思われます。
歩き方については「ひざを伸ばして、かかとから地面につく」です。
この歩き方は運動として、効率よく自律神経を整える方法となっています。
③睡眠
睡眠は自律神経に大きな影響を与えます。
睡眠時間の確保も重要ですが、実は睡眠の質が特に重要になります。
睡眠の質を上げるには、睡眠場所の環境を整えてみてはいかがでしょう。
理想的な温度、湿度は室温19~26℃、湿度50~60%です。
自律神経を整える整体の効果
自律神経は背骨から体中に分布する仕組みになっています。
そのため自律神経を整えるには背骨を整えるのがとても重要となります。
ですが、ご自身で行うケアにも限界があります。
そんな時は私どものような整体師の施術を受けてみることをお勧めいたします。
当院に来られている方で、背骨の歪みや傾きなどがある方は少なくありません。
小さな歪みや傾きであれば問題ないのですが、中にはその影響によって自律神経に問題を起こす方がいらっしゃいます。
整体では、ご自身では整えることができない背骨の問題を解決できます。
最後に
現役世代の皆さんは、原因の分からない体調不良を感じることが多いかもしれません。
ですが今回、お伝えした方法で自律神経を改善させることができると考えております。
すぐには効果がみられないかもしれませんが、数カ月間は継続していくうちに必ず体は変化していきます。
少しずつで構いません。毎日できるだけ意識して行っていただけますと幸いです。
また当院におきましても自律神経に特化した施術を行っております。
こちらの方法を行ったのに全く効果がない場合はお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 北 善之】