兵庫県芦屋市の整体院、
きた鍼灸整骨院の北 善之です。
4月から5月に差しかかるこの時期になると、
「肩がいつもよりガチガチ」
「なんか頭が常に重いんです」
「朝起きても疲れが取れない」
そんなご相談がぐっと増えてまいります。
今この文章を読んでくださっているあなたも、もしかすると
「そういえば最近ちょっと調子が悪いな」
と感じておられるかもしれませんね。
実はこれ、五月病のサイン。
今回は、五月病の原因と対策についてまとめました。
「なんだか調子が悪いな」と思った際は、
五月病は頑張りすぎが原因
一年を通して4月は、知らないうちに「気を張る」ことが多い季節です。
入学や進級、新たな人間関係。
職場の異動や配置転換などの環境の変化。
この変化に順応しようと、緊張感を持って頑張り続けてしまう方も少なくありません。
新しい環境に慣れようと必死に頑張る。
でも、少し落ち着いた頃にふっと気が抜けると…ドッと疲れや不調が出る。
これが、いわゆる五月病の典型的なパターンといわれております。
肩こりや疲労感は「心のサイン」
ここまで読んでくださって、
「そんなの気持ちの問題でしょ?」
と思われたかもしれません。
ですが、五月病は心だけではなく体にも影響を及ぼすこと
実際に、
これは、外部のストレスから身を守ろうとする正常な反応。
気づいたら肩にグッと力が入っていたり、呼吸が浅くなっていたりする患者さんは少なくありません。
この状態が続くと筋肉が硬くなって、結果的に肩こり・頭の重さ・だるさといった症状に繋がることに。
つまり、肩こりや疲労感は「体の問題」ではなく、心と体のバランスの乱れと深く関係しているといえます。
心と体を整える2つのセルフケア
「じゃあ、どうすればいいの?」
そんなあなたに、
1.深呼吸でリセット
まずは、深呼吸をして体と心をリセットしましょう。
やり方はとても簡単です。
①肩の力をフッと抜き、楽な姿勢をとる
②鼻から5秒かけて、ゆっくり息を吸う
③口から7秒かけて、ゆっくり息を吐く
④10回繰り返します
ポイントは、「吐く」ことを意識すること。
呼吸を整えることで、気持ちもスッと落ち着きやすくなります。
2.ツボ押しで心と体を緩める
もうひとつおすすめしたいのが、ツボ押しです。
【太衝(たいしょう)】
足の親指と人差し指の骨の間を、
イライラや緊張を緩めてくれるツボです。
【内関(ないかん)】
手首のしわから指3本分、肘方向に下がったところ。
ストレス性の不調や、モヤモヤした気分を整えるのに効果的です。
どちらも、「気持ちいいな〜」と感じる程度の優しい圧で大丈夫。
呼吸と合わせて、ぜひ試してみてくださいね。
不調を「我慢しない」ことも大切
「これくらいで病院に行くのは大げさかな…」
そんなふうに思って、我慢していませんか?
ですが、誰にでも調子が悪くなる時期はあります。
頑張り続けると、
少しでも「疲れたな」と感じた際には早めにケアすることが、ご自身を守ることにつながります。
最後に
新生活などの疲れが出やすいこの時期。
もし「私だけしんどいのかな」
「大丈夫ですよ」とお伝えしたいです。
この機会に、心と体をゆるめる時間を意識的にとってみてください。
くれぐれも、無理なさらないでくださいね。
当院におきましても、
今回ご紹介した方法を試しても改善がみられない場合は、ほかの原因が隠れている可能性もございます。
その際は、お気軽にご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
【監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之】