兵庫県芦屋市の整体院、

きた鍼灸整骨院の北  善之です。

もうすぐゴールデンウィーク。

「たまには家族で遠出しようかな」

「久しぶりに車で旅行に行こうかな」

と、考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、そんな楽しいご予定の中でも…

「長時間の運転で腰がつらくなりそう」

「お尻がしびれて途中で休みたくなる」

「目的地に着いても、腰が伸びない」

そんなお悩みをお持ちの方、実はとても多いんです。

そこで今回は、長距離運転による腰痛の予防と対策を分かりやすくまとめてみました。

「最近、腰に不安があるな」という方も、気軽な気持ちで読んでいただけますと幸いです。

 長距離の運転が腰にこたえる理由

運転中って、ほとんど体を動かさずに座りっぱなしになりますよね。

しかも、車の座席は深く腰を落とすような形になっていて、股関節がしっかり曲がった状態が続いてしまいます。

実はこの姿勢、身体にとってはけっこう負担が大きいんです。

人の体には「ラクな角度=ニュートラルポジション」というものがあります。

股関節ではおおよそ40度前後が理想的。

でも運転中は、それを大きく超えて曲がった状態にどうしてもなりがち。

その結果、腰まわりや股関節周辺の筋肉がずっと緊張して、痛みや違和感につながってしまうことが予想されます。

長距離運転をラクにするための3つの工夫

少し意識を変えるだけでも、腰への負担はぐんと軽くなります。

ここでは「これならできそう」と思える工夫を3つご紹介させていただきます。

①シートの高さを少し調整

座席の位置って、実はとても大事なんです。

運転前に、バスタオルやクッションを敷いてお尻の位置を少し高くしてみてください。

それだけで股関節の角度がゆるやかになって、腰にかかる負担がやわらぎます。

また腰のあたりに丸めたタオルを当てると、腰が安定して運転もしやすくなりますよ。

②「2時間に1回」は休憩

「早く目的地に着きたいな」と思うお気持ち、よく分かります。

ですが、長時間同じ姿勢を続けることは、腰や足にとっては大きな負担になかねません。

なので2時間に1回くらいは、外に出て背伸びをしたり、軽く歩いて体をゆるめてあげましょう。

ちょっとしたことですが、体はちゃんと喜んでくれますよ。

③ふくらはぎをほぐす

運転中、アクセルやブレーキを使う右足はとくに疲れがたまりがちです。

ふくらはぎや足の疲れをそのままにしておくと、だるさが残ることがあります。

休憩中に足首をぐるぐる回したり、つま先立ちをしてみると血の巡りがよくなり、足全体がラクになりますよ。

「我慢しながら運転する」のが一番危険

「せっかくの家族旅行だから」と、つらさを我慢してしまう方も少なくありません。

でも、その我慢があとあと大きな痛みにつながることも。

実際に当院にも、

「ドライブ後に腰が動かなくなった」

お尻のしびれがひどくなった」

という方がいらっしゃいます。

楽しい思い出をつくるためにも、あらかじめ少しだけ体をいたわる工夫をしてあげてください。

 こんな症状がある方は、一度ご相談ください

・車を降りたあと、しばらく腰が伸びない

・お尻の奥がジーンとしびれるような感覚がある

・以前から腰に不安があり、なるべく動きたくない

もし当てはまるものがあれば、我慢なさらず、当院まで一度ご相談ください。

ご自身のケアが家族の安心に

自分のことはつい後回しにしがち。

そんな方こそ、この連休は少しだけご自身をいたわる時間をとってあげてはいかがでしょうか。

体がラクだと、心にも余裕が生まれます。

それが、家族との時間をもっと有意義なものにしてくれると考えております。

車でお出かけの際は、どうかお気を付けくださいませ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【監修:鍼灸師・柔道整復師  北 善之)

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