兵庫県芦屋市にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
急に足の痛みで目が覚めた。という経験はございませんか？
あまりの痛みにベットの上で動けなくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
別名「こむら返り」とも呼ばれ、特にひざから下の筋肉に起こることが多いです。
また普段あまりしない動きや体勢になった時に急な痛みに襲われた経験はございませんか？
実はこむら返りは足以外でも起こることがあるんです。
もしかするとあの痛みを一度は経験しているかもしれませんね。
知り合いから、
「病院の先生にこむら返りになることを相談したら、水を飲みなさい言われたけど、なぜ？」
との言われたことがあります。
そこで、こむら返りの原因と予防や対策についてまとめさせていただきました。
こむら返りの原因とその理由
普段あまりしない動作や運動すると、どうしても体は疲れてしまいます。
実は筋肉が疲労すると、筋肉の機能も低下してしまうんですね。
筋肉の特性上、加齢と共に筋肉は硬くなる傾向にあります。
ただ若い人でも筋肉が硬いケースもございます。
その理由は生活の中で筋肉をあまり使わなくなったからといわれています。
同じ姿勢を長時間続け、筋肉をあまり動かさない人はつりやすいです。
また、暑い日や運動で汗をかくと軽い脱水状態になることがあります。
すると筋肉や神経の働きを調整しているミネラルのバランスが崩れてしまうんですね。
この状態では体の水分バランスも悪くなり、余計に足がつりやすくなってしまうのです。
なので汗と共に体から出たミネラルを補う必要があります。
水分補給にミネラルが薦められている理由。
それはミネラルを含んでいない水をたくさん摂取しても崩れた水分バランスが整わないからです。
寝る前にできるこむら返り予防策
私たちが日常生活で必要とするミネラルはごく少量。
しかし、それだけにちょっとしたことで水分バランスの乱れが生じます。
また睡眠中にコップ１～２杯程度の汗をかくといわれています。
汗や尿と一緒にミネラルも出ているので、気付かないうちに水分バランスを乱していることも多いのです。
睡眠中に足がつるという人が多いですが、それはなぜなのでしょうか？
考えられる理由としては、寝ている姿勢が挙げられます。
横になると足の甲とすねが一直線になりやすく、その状態が長時間続きます。
この状態はふくらはぎの筋肉が常に縮んだ状態。そして寝返りが引き金となって足がつってしまうのです。
こむら返りが起きた時の応急処置
こむら返りが起こった時は、あわてずに対処していただきたいです。
寝ている時に足がつった場合、すぐに筋肉を伸ばしてしまうと筋肉が傷ついてしまったり、ひどい時は肉離れを起こすケースがございます。
また必要以上に筋肉を伸ばすと再度つることもありますで、ここはゆっくり伸ばしましょう。
対処法として重要なポイントは縮んだゆっくり筋肉を伸ばすこと。
この処置がうまくできていないと、筋肉が過度に収縮した状態が一定時間続き痛みが長引く可能性があります。
こむら返りを予防する効果的な対策
・スポーツドリンクなどでミネラルを摂取
・ミネラルウォーターを１日１㍑以上飲む
つまりミネラルを取ることが足がつらないようにするための対策となります。
お話を伺うと、寝ている時に足がつることが多いです。
ですのでお休みになる直前にコップ一杯(約１００ｍｌ)のミネラルを含んだ飲み物を取ってみてください。
これによって寝ている時のあの辛い痛みを予防することができます。
最後に
こむら返りにはミネラルを積極的に取るようにしていただくのが最善の予防法かと思われます。
また症状がひどい場合は痛みが数日間残ることがあります。
そうなれば痛みをかばうように歩いてしまうことが予想され、体のバランスが悪くなり様々な問題を引き起こす要因となりかねませんのでご注意ください。
こちらの記事で何か不明な点やご質問などがございましたら、どんな些細なことでも構いませんお気軽にお問い合わせください。
監修：鍼灸師・柔道整復師 北 善之