兵庫県芦屋市の整体院、きた鍼灸整骨院の北 善之です。

9月は台風が頻発することが予想されます。

台風が近づくと、頭が痛くなったり体調がすぐれなかったりする経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

そのため頭痛持ちの方にとって、台風のシーズンはつらい時期かもしれません。

こちらの記事では、台風が体にどのように影響するかを解説し、その対策を具体的にご紹介いたします。

気圧の変化と台風による体調への影響

台風が接近すると気圧は急激に下がります。

この気圧の変化が体にさまざまな影響を及ぼします。

まず気圧が下がると、血管が広がります。血管が広がると脳神経に刺激が伝わって頭痛を引き起こします。

ほら、例えば高いところにポテトチップスを持っていくと袋がパンパンになりますよね。

台風や梅雨のシーズンに頭痛を起こす方にとって、この血管の広がりが痛みの元となります。

同時に急激な気圧の変化により自律神経が乱れやすくなり、この神経バランスが乱れることでめまいや不調が起きることもあるんですね。

また気圧の変化は関節などにも影響を与え、関節がいつもよりも痛みやすくなるともいわれています。

これらの症状は気圧の急激な低下によるもの。体内の気圧と外部の気圧に体が適応しようとして不調が現れるんですね。

 生理周期と頭痛の関係性。気圧変化で症状も変化

女性は生理周期によってホルモンバランスが変化していきます。

排卵後から生理前にかけての黄体(おうたい)期はホルモンの影響によって体がむくみやすくなり、頭痛も生じやすくなります。この時に台風によって気圧が下がると、さらに頭痛が悪化しやすいです。

また気圧の変化がホルモンバランスに影響を与えることで、生理前後の体調が変化。普段は軽い頭痛で済むところが、気圧が低いときは重度の偏頭痛に発展する可能性があるんですね。

このように、気圧とホルモンは頭痛に大きく左右するといっても過言ではありません。

 台風シーズンを快適に過ごすための対策2選

台風シーズンの頭痛を防ぐために、具体的な対策を2つご紹介します。

自律神経を整える

気圧の変動で自律神経が乱れやすくなるため、日頃からバランスを安定させる生活習慣を心がけることが大切です

起床後に自然光を浴びることで、体内時計がリセットされて自律神経のリズムが整います。

そして日常の中にリラックスできる時間を設けましょう。

お風呂にゆっくり浸かる、趣味に没頭するなど、自分だけのリラックスタイムを持つことが重要です。

②頭痛のセルフケア

頭痛が現れたときには、早めの対処が効果的。

温かいタオルで頭や首を温めると温熱効果で血の流れが良くなり、緊張した筋肉がほぐれます。特に首の後ろを温めると効果的です。

またコーヒーやお茶に含まれるカフェインには広がった血管を縮める作用があり、頭痛を和らげることがあります。

市販の頭痛薬を服用することも一つの手段です。ですが頻繁に使用することは避け、必要なときにだけ服用しましょう。

これらの習慣を実践することで、台風シーズンでも快適に過ごすことができます。

 

最後に

気圧の変化は体調に大きな影響を与える要因の一つです。

台風に備えて、日常的に自律神経を整える生活習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回お伝えした方法を実践することで、頭痛や体調不良を予防することが可能となります。

他にも何か気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師  北 善之】

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