芦屋市の整体院、きた鍼灸整骨院の北 善之です。

先日、車で1時間ほどの道のりを運転中。急に右太もも裏に激痛が…!

偶然、すぐに近くにコンビニあったのでコンビニの駐車場へ飛び込みました。

どうやら夏の暑さで足がつったようでした。

今回はタイミングよく車を停めるところがあって難を逃れましたが、高速道路で足がつるとどうしようもないですよね。

お盆休みを利用して帰省やお出かけを予定している皆さん、運転中に足がつると大変危険です。

この記事では、運転中に足がつる原因とその対策、熱中症との関係、そして痛みを和らげる方法について解説させていただきます。

長距離運転をご予定の際は、ご参考にしていただけますと幸いです。

運転中に足がつる原因とその対策3選

そもそも、足がつる理由は血の流れが問題。実際に足がつった経験がある方の多くは寝ている時ではないでしょうか?

寝ている時はじっとしている時間が長いですよね。そのため長時間同じ姿勢でいると、どうしても血の流れが悪くなり筋肉が硬くなってしてしまうため、突然の足の痙攣(けいれん)が起こるとされています。

この痙攣が「つる」という症状となります。

運転中につらない為の対策をまとめております。

①適度の休憩

運転中はアクセルを踏んだり離したり、時にはふくらはぎの筋肉が軽く縮んだままの状態。

ですので長距離運転の時には1〜2時間ごとに休憩を取ることが大切です。車を停めて、軽くストレッチを行って血の流れを良くしましょう。

また休憩中に立ち上がって歩いたり、足を伸ばしたりするだけでも効果があります。休憩を取る際には少し散歩するとより効果的です。

②こまめな水分補給

それに水分補給は筋肉の機能を正常に保つために重要となります。運転中でもこまめに水分を摂るよう心がけましょう。

特に夏場は脱水症状を防ぐために、スポーツドリンクなどの電解質を含む飲み物も効果的。水分を十分に取ることで、体内の電解質バランスを保ち、筋肉のけいれんを予防することができます。

③運転姿勢の見直し

運転席の位置や姿勢を調整して、足に負担がかからないような姿勢で運転してみてはいかがでしょうか。

運転中は定期的に姿勢を変えることも重要です。座席のリクライニングを調整したり、クッションを使ったりして、長時間の運転でも快適な姿勢を保つようにしていただきたいです。

熱中症が原因で足がつるメカニズム

夏の暑い時期になると、足などがつりやすくなります。実は熱中症とつる症状には深い関係があるんですね。

まず熱中症は体温が異常に上昇し、体内の水分や電解質バランスが崩れることによって発生。軽い熱中症状態になると、筋肉がつる原因となることがございます。

そこで熱中症によって足がつるメカニズムについて詳しく説明いたします。

・体温上昇と脱水症状

暑い中での活動は体温を上昇させ、汗をかくことで体内の水分が失われます。この脱水症状が筋肉の過剰な収縮を引き起こし、それによって足がつる原因となるんですね。

特に長時間の運転中は車内の温度が上がりやすく、熱中症のリスクが高まります。運転中はこまめに水分を補給し、体温を適切に管理することが重要となります。

・電解質の不足

汗をかくことで、体内のナトリウムやカリウムといった電解質も失われます。すると、筋肉の収縮と弛緩がうまく調整できなくなり、足がつることがあります。

電解質のバランスを保つためには、水分補給だけでなくスポーツドリンクや経口補水液を活用することで電解質の補充が可能です。

・筋肉の過労

長時間の運転や同じ姿勢を続けることで、特定の筋肉が過度に緊張して疲労が蓄積します。これも足がつる原因の一つ。

適度な休憩と運動で筋肉の疲労を和らげることが重要です。

つった時の痛みを和らげる方法

運転中や夜間に足がつってしまった場合の対処法についても知っておくと安心です。

・ストレッチ

足がつった際には、まずはストレッチを行いましょう。つった筋肉をゆっくりと伸ばすことで、痛みが和らぎます。

例えば、ふくらはぎがつった場合は足先を手で引っ張り、ゆっくりと筋肉を伸ばします。

ストレッチは無理なく行うことが重要。急に引っ張ると逆効果になる場合があるため、ゆっくりと時間をかけて伸ばすことをお勧めします。

・マッサージ

つった部分を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。

手のひらや指を使って、つった部分を円を描くようにマッサージ。

マッサージは痛みが引いてから行うと効果的です。最初にストレッチを行ってから、筋肉が少し落ち着いた後にマッサージをするとより効果が高まります。

※この時、しっかり水分補給をすることをお忘れなく!

・温める

筋肉を温めることで痛みが和らぎます。また、温かいタオルやお風呂で温めるのも効果的です。

特に夜間に足がつる場合、温めることでリラックスできて睡眠の質も向上します。

熱すぎるお湯やタオルなどを使用すると逆効果になることもありますので、心地よい温度で温めるようにしましょう。

最後に

長距離運転中の足がつる問題は、適切な予防策を講じることで防ぐことが可能となります。

それには、こまめな水分補給適度な休憩適切な姿勢を保つことが重要。

これらの対策を実践することで、足がつることなく安心して長距離運転ができます。

また、遠方の運転は頭も体も疲れやすいことが予想されます。お出かけの際にはしっかりと睡眠と水分を摂って、お気をつけて運転していただければ幸いです。

【監修:柔道整復師・鍼灸師  北 善之】

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