突然ですが、足の付け根に痛みや違和感を感じた経験はございませんせしょうか？
歩いている時、立ち上がる時などに痛みがあった・・・
もしかすると、思い返せばそんな経験がある方がいらっしゃるかもしれません。
改めまして兵庫県芦屋市の整体院、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
今回は歩くと股関節(こかんせつ)が痛い理由と解消法ついてまとめさせていただきました。
最後までご覧いただけましたら有益な情報となっております。
右の股関節が痛むのはなぜ？考えられる原因を徹底解説
股関節がどこにあるのかご存じでしょうか？股関節といえば股間のあたりを連想する方が多いようです。
ですが実際にはもう少し奥のお尻に近いあたりで、 太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が股関節となります。
そのため股関節に問題が起こると、お尻や太もも、時には腰のあたりにも痛みが生じることがあるんです。
痛みによって歩き方に影響して膝(ひざ)に負担がかかります。
一見、膝痛と間違えやすいのですが、実は大元の原因が股関節。なんてことも少なくありません。
股関節は日常のすべての動作に影響する大切な部分。
例えば歩いたり、階段を上ったりといった動作は、 股関節が動くことで足がスムーズな動きをすることが可能となります。反対に、股関節の動きが悪くなると痛みなどの不調が起こることがございます。
痛みの箇所を特定！股関節の動きをチェック
股関節は「球関節」と呼ばれる関節。球関節は文字通り、ふとももの骨が球状になっていて肩の関節と同様に色んな方向に動くようにできています。
生活動作はもちろんのこと運動の際はとても重要な働きをしています。
例えばゴルフや野球などのスイングの回転は腰の動きだと思うかもしれませんが、実は体の回転動作の元となるのは股関節なんです。実際に股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転できないんですね。
このような股関節の動きが悪くなる理由は次の２つが挙げられます。
・股関節や周囲の筋肉などが硬くなる
・ 股関節を支えている筋肉が弱っている
その結果、股関節への負担が大きくなり日常の動作や歩行に支障をきたすようになることがございます。
そのため、痛みが出てから股関節の問題に気付くことが多いと考えられます。
また次のようなサインがみられたら注意が必要です。
・歩幅が狭くなった
・平らなところでつまずく
・階段が上りづらい
股関節の痛みを予防するには、日ごろから適度な運動をして 股関節を柔軟にして筋肉を動かすことが大切です。
特に股関節のまわりにある筋肉をストレッチし柔軟性を保つことがポイントになります。
歩くと痛い股関節を改善させるアイテムを紹介
自宅でストレッチする場合、ストレッチポールをおススメします。
ストレッチポールは色んなところで販売されており、すぐに入手することができます。
それにストレッチポールを使用することでストレッチが効率的にできて、筋肉の柔軟性をより高めることが可能となります。
では、ストレッチポールの具体的な使い方をお伝えさせていただきます。
まず、ストレッチポールを背中の中心に沿わせるように背中の下に置きます。この時、上半身が下半身より高い位置にあることがポイントとなります。
そして次に、腰から下の下半身の力を抜いて、10秒ほど両足を車のワイパーのようにブラブラと左右に振ります。
実際にストレッチポールがゆるめている筋肉は背中ではなく、腰から足にかけての筋肉です。
ポールに乗っかってゆらゆらと揺れる事で筋肉が徐々にゆるみます。
次に、同じく下半身の脱力をしながら、10秒ほど両方の膝を上下に揺らします。
次にまた最初に行った両足を左右に振る動作に戻ります。10秒ほど行った後、再び膝の上下運動を10秒ほど行いましょう。
実は、ストレッチポールは当たっている部分をゆるめているのではないんですね。
ゴリゴリとコリがあるところを押し当てるのは間違った利用方法となります。コリがあるところを刺激すると余計に硬くなってしまうことがあるので要注意です。
ついつい使い方をアレンジしてコリがある部分を押し当てたりしたくなってしまうかもしれません。しかし、それは逆効果になりかねませんのでご注意ください。
最後に
歩く時の股関節の痛みに対する解消法をご紹介させていただきました。
解消法を行ったからといってすぐに改善できるとは限りません。効果を得るために、ある程度の期間が必要かと思われます。
しかし痛みが強い場合は、何か別の問題が考えられます。そんな時は医療機関へ受診することをお勧めします。
また当院でも股関節に対する治療を行っております。
他にも体に関することで何かお困りごとがございましたら、お問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【監修：鍼灸師・柔道整復師 北 善之】