兵庫県芦屋市の整体院、

きた鍼灸整骨院の北 善之です。

6月は「梅雨の時期」と呼ばれ、雨が降りやすい時期。また雨が降らなくても、あまり天気が良くない日が多いことが予想されます。

このような時期になると数名の患者さんから、

「雨が降る前に頭痛が起こるのはなぜ?」

「なぜ天気が悪いと体調も悪くなるの?」

というご質問を多く頂戴します。

同じように悪天候になると体調を崩されやすい方。もし思い当たる際は最後まで読んでいただけますと、お力添えになれる内容となっております。

天候の変化によって起こる

「天気痛」とは?

天気痛とは持病などの症状が天気に影響されて現れたり悪化したりすることをいいます。

その症状として頭痛、めまい、肩こり、耳の症状、気分の落ち込みなど多岐にわたります。

天気痛が起こる理由として、耳の奥にある気圧を感じ取るセンサーが過剰に反応してしまうこと。

センサーが過剰に反応する原因はまだはっきりと分かっていませんが、神経のバランスが乱れることで過剰な反応を引き起こすと近年の研究から分かってきました。

実は気圧は耳の奥が反応します。ほら、水中や飛行機に乗った時に耳の奥が痛くなったりキーンとなった経験はございませんでしょうか?

気圧の変化を耳にある気圧センサーが感知すると、神経の一部が刺激されて体が気圧の変化に対応しようとするんですね。

でもセンサーが敏感に反応したり、神経のバランスがうまく取れなかったり、すると天気痛が起こりやすいと考えられます。

雨の日特有の頭痛と

その解消法

天気の変化による気圧によって耳の奥にあるセンサーが過敏になり、耳の周りの血の流れが悪くなると頭痛を起こしやすくなります。

「頭痛が起こりそうだな。」と感じる時は、耳の周りの血の流れをよくすることで予防につながります。

予防法としては耳周りの温めたり、耳のマッサージが効果的です。具体的には、耳の後ろにホットタオルや温かいペットボトルを当てるなど、耳まわりを温めることが予防法になります。

また、天気痛が起こりやすい方は気圧の変化だけでも症状が現れやすいと考えられます。

例えば新幹線の移動時、エレベーター昇降時でも症状が現れるケースがございます。

乗り物で症状が現れやすい方は、乗る前に耳マッサージをして気圧の変化に備えましょう。マッサージ方法につきましては下記で詳しく解説させていただいております。 

加えて、体質的に頭痛になりやすい方は天候の変化に負けないよう神経を整えていくことが重要です。そのために日中は動いて、夜はゆっくりして過ごすといった生活を心がけていただきたいです。

①朝起きたら太陽の光を浴びる

②日中にウォーキングなどの運動をする

③ぬるめの湯で入浴する

④起床と就寝の時間を一定にし睡眠をとる

などが、神経を整える生活習慣となります。

そして、天候による頭痛対策としてもう1つ大切なのは現状ある病気や不調を治すこと。

そして天気から受ける影響をできるだけ減らすことで、治療しやすい体になります。

耳マッサージで

頭痛を改善させましょう!

耳周囲をほぐすマッサージをご紹介いたします。

「耳マッサージ」

① 両耳をつまんで、上・横・下に各5秒ずつひっぱる

② 耳をひっぱりながら5秒間くるくる回す

③ 耳の上と耳たぶをくっつけるようにふたつに折り畳んで5秒間キープ

④ 手のひらで耳全体を覆い5秒間くるくる回す

 

耳と耳の周りをもみほぐすことで、耳の周りや耳の奥の血やリンパ液の流れがよくなって頭痛を予防できます。

また症状が出る前だけでなく、毎日朝・昼・夜の計3回行うのが効果的です。まずは2~4週間程度続けてみてることをお勧めいたします。

耳マッサージのポイント

あまり5秒という時間にとらわれず、できるだけ大きく動かしましょう。耳の先端ではなく内側からしっかりつかみ、耳のつけ根にある軟骨に刺激が入るように。

また、肩こりをお持ちの方は耳たぶに近い下の方を、背中がつらい方は耳の中央付近の高さを中心に。耳全体を指でもみほぐすようなイメージで行ってみましょう。

※今回のマッサージ法について動画でも解説させていただいております

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最後に

ご自身の体が不調の場合、もしかしたら天気痛を引き起こすかもしれません。

予防のために重要なことは、もともと持っている不調を改善することがポイントになります。

当院におきましても神経への施術を行っております。体に何か不調を感じたり、お悩みやお困り事がございましたらお気軽に当院までご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

監修:鍼灸師・柔道整復師  北 善之

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