兵庫県芦屋市にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。

最近、一気に気温が下がりました。

でも年末から年始にかけては寒さが少し和らぐそうです。

このように気温の下がる日が続くと不調を訴える方が増える傾向にあります。

 

そこで最近、足の付け根に痛みや違和感などを感じたことありませんか?

「歩いている時や立ち上がる時などに痛みや違和感があった。」

「最近、よくつまずいたり、階段が上りにくい感じがする。」

「今まで何ともなかったのに足の付け根に痛みやひっかかりがある。」

思い返してみるとそのように感じたことのある方がいらっしゃるかもしれません。。

そこで今回は足の付け根の痛みや違和感についてまとめさせていただきました。

最後までご覧いただけましたらお役に立てる内容となっております。

 

『股関節』ってどこにあるのでしょう?詳しく説明いたします

そもそも股関節(こかんせつ)がどこにあるのかご存じでしょうか

いわゆる股間のあたりを連想する方がいらっしゃいます。

でも実際にはもう少しお尻に近いあたりで、 太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が股関節となります。

股関節と肩関節は球関節を呼ばれ、いろんな方向に動くことのできる数少ない関節。

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そのため股関節に問題が起こると、お尻や太もも、腰などに痛みや違和感を生じやすくなります。

また歩き方にも影響を及ぼして、ひざや足首に負担をかけることもあります。

神経痛や腰痛、ひざ痛などと間違えやすいのですが、実は原因が股関節にあることも少なくありません。

 

股関節は日常の動作に影響する大切な部分です。

例えば階段を上ったり、イスから立つといった動作は股関節が正常に動くことで足がスムーズな動きをすることができます。

 

股関節が硬くなると痛みを生じることがあるんです

普段の生活に加えて、運動する場合にも股関節を使います。

運動の基本となるのは股関節の動きといっても過言ではございません。

股関節がうまく動かないと、全身にその影響が起こることがあります。

 

例えば、自転車のチェーンでも乗らないと錆びてしまいますよね。

それに錆びたチェーンだとペダルが重くなってしまいます。

股関節が硬くなることと、錆びた自転車のチェーンは一緒なんです。

鉄でできたチェーンは、人間における筋肉にあたります。

動かしておくと錆びないのと同じで、筋肉を動かすことで硬くなりにくい特性があります。

 

また、股関節が動きにくくなる理由として次の2つが挙げられます。

(1) 股関節や周囲の筋肉などが硬くなる

(2) 股関節を支える筋肉が弱る

その結果、股関節以外の箇所に負担がかかって痛みや違和感を起こすことがあります。

ほとんどの場合、何等かの不調が起きてから股関節の問題に気付くことが多いです。

 

もし次のようなサインがみられたら股関節が正常に動いていないかもしれません。

歩幅が狭くなった 

平らなところでつまずく 

・イスから立つとき、机やひざなどに手をつく 

階段が上りづらい(足がうまく上がらない) 

 

股関節の問題を解消するには、股関節を柔軟にして筋肉を適度に動かしておくことが大切です。

特に股関節のまわりにある筋肉の柔軟性を保つことがポイントになります。

アイテムを使った股関節を柔らかくする方法

股関節の柔軟性を上げる方法としてストレッチがあります。

ストレッチする場合はストレッチポールを使用してみてはいかがでしょうか。

ホームセンターなどで購入が可能です。

ストレッチポールを使うとストレッチが効率的にできて、筋肉の柔軟性をより高めることが可能となります。

次にストレッチポールを使って、股関節の柔軟性を上げる方法をご紹介いたします。

 

まず、ストレッチポールを背中の中心に沿わせるように背中の下に置きます。

この時に上半身が下半身より高い位置にあることがポイントとなります。

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そして腰から下の下半身の力を抜いて、10秒ほど両足を車のワイパーのようにブラブラと左右に振ります。

その際にストレッチしている筋肉は背中ではなく、腰から股関節にかけての筋肉となります。

ストレッチポールに乗っかってゆらゆらと揺れる事で、股関節まわりの筋肉が徐々にゆるんできます。

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次に、同じく下半身の脱力をしながら10秒ほど両方のひざを上下に揺らします。

そして最初に行った両足を左右に振る動作に戻ります。

10秒ほど行った後、再度ひざの上下運動を10秒ほど行いましょう。

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実は、ストレッチポールは当たっている部分をゆるめているのではないんですね。

ですのでポールをコリがあるところに押し当てて使うのはお勧めできません。

コリがあるところにポールを使って刺激すると余計に筋肉が硬くなってしまうことがあるので要注意です。

ついつい使い方をアレンジしてコリがある部分を押し当てたりしたくなってしまうかもしれません。

しかし、それは逆効果になりかねませんのでご注意ください。

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最後に

股関節の問題に対するストレッチ法をご紹介させていただきました。

寒くなると股関節以外にも身体が硬くなる傾向にあります。

股関節を柔らかくすることで全身の動きが良くなることがあります。

 

でも、ストレッチを数回行ったからといってすぐに改善できるとは限りません。

効果を得るためにはある程度の時間が必要かと思われます。

また股関節の痛みが強い場合は別の問題が考えられます。

そのような場合はお近くの医療機関へ受診することをお勧めします。

 

当院でも股関節やお身体の治療や調整を行っております。

股関節以外にも何かお困りごとがございましたら、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【監修:鍼灸師・柔道整復師  北  善之】

 

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