芦屋市の整体、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
夏の暑さがひと段落し、少しずつ気温が落ち着いてきました。
まだまだ日中は暑いですが朝と夜の気温がグッと下がるこの季節。
そんな時期は『寝違え』を訴える方が増える傾向にあります。
最近では当院に来院される方から、
朝起きると痛みで首が動かない
左右が見れないので運転できない
などのご相談が最近増えました。
確かに首が痛いと辛いですし、何より生活に支障があって大変ですよね。
そんな寝違えについて、裏技的な治し方とならないようにするための予防法についてまとめさせていただきました。
寝違えでお困りの方や、寝違えになりやすい方にとって有益な情報となっております。
最後までご覧いただき参考になりますと幸いです。
『寝違え』が涼しくなった時期に起こりやすい原因
多くの方が経験している『寝違え』。
睡眠中の不自然な姿勢や体に合わない寝具などの睡眠環境が原因といわれています。
数時間から数日で痛みが改善し徐々に首を動かすことで治っていくのが一般的です。
旅行先で初めて使用するホテルの寝具。
海外旅行などの長時間フライトや夜行バスなどで寝違えを起こすとは限りません。
それどころかいつも使っている寝具で寝違えることがあるんです。
理由は不自然な姿勢を続けると筋肉が過度に伸ばされます。
すると一部の筋肉が血液の流れが悪くなります。
普段であれば無意識に筋肉に負担がかからない体勢になろうと寝返りをします。
しかし姿勢が苦しいと感じなければ寝返りをしなくなるのです。
ですので寝具において最も大切なポイントは「スムーズな寝返り」です。
このことから自身に合った寝具を使用するのがポイントになります。
また涼しくなってきた今頃に増える寝違えの原因は『寝ている時の冷え』です。
人間の体温は一日の中で変動します。
日中が最も高く、夜中が最も低くなるような仕組みになっています。
体温が低いということは血の流れもゆっくりになります。
血の中には酸素といった筋肉にとって重要な栄養素が含まれています。
薄着な恰好や布団を掛けずに寝ると、特に首の周りが冷えてしまい血の流れが余計に悪くなることが予想されます。
普段から肩こりが首や背中にある方は注意
寝違えを何度も起こす方は普段から肩こりを持病とされているケースが多いです。
なぜなら肩こりの原因は主に血の流れの悪さと考えられていて、寝違えも肩こりも同じ原因で生じるからです。
普段から肩こりや首コリといった症状がある場合はまずそのような症状を和らげてみてはいかがでしょうか?
コリができているところは筋肉が硬くなっていることがあり、硬さの理由は筋肉内に血が行きわたっていないことが考えられます。
なのでそのような症状を和らげるには身体や筋肉を温めてあげる必要があります。
温めることで全身の血の流れが良くなる効果が期待できます。
首に痛みがある時の裏技的な治し方を公開します
首の痛みが強い場合は痛いと感じる動作は極力避けてください。
コルセットの代用としてタオルなどを首の周りに巻くことをお勧めします。
また痛みの他に手のしびれなどの症状がある場合は、整形外科を受診して他の病気の可能性を確認するようお願いします。
少しずつ痛みが和らぎ、首が動かせるようになったら温めたりストレッチやマッサージで血の流れを良くして回復を促します。
しかし痛みを我慢してストレッチやマッサージをするのはお勧めできません。
効果を確認しながら自身に合った対処法の必要がございます。
寝違えの痛みを改善する裏技として効果のあるツボを刺激するのも一つの方法です。
落枕(らくちん)
字のごとく枕から落ちるです。
手の甲側で人差し指と中指の骨が交わるところ。
寝違えたときに使われる代表的なツボとなります。
このツボを指先で少し痛みを感じる程度で10秒ほど繰り返して刺激してみてください。
最後に
自身の生活習慣や睡眠習慣を確認して体調を整えることが『寝違え』の予防に最適です。
適度に寝返りできる布団やベットの広さ、枕の高さを選びましょう。
そして身体を冷やすと血の流れが悪くなり筋肉が酸欠状態になりやすくなります。
気温が下がってきたこの時期だからこそ、寝る際には身体を冷やさないように注意が必要です。
何度も繰り返す寝違えの場合、もしかすると他にも原因があることがございます。
その際は私どものような骨格を整えるプロに身体を診てもらってはいかがでしょうか?
当院におきましても『寝違え』の治療を行っております。
繰り返す痛みや左右が向けないような症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。
【監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之】