芦屋市川西町にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。
運動をしたり、よく歩いたりすると足の筋肉がパンパンになることありますよね。
同じように、一日中デスクの前で座り続ける方で、夕方になると足がパンパンになってしまうという悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
筋肉を使いすぎてパンパンになる
ジッとしていてパンパンになる
これって同じようにみえて、実は全く違うんですね。
使いすぎた場合は休息を取ると改善しますが、ジッとしていてパンパンになる場合は休息では改善しないんです。
例えば、夕方になると靴がきつく感じたり靴下の後がくっきり残ってしまうといった経験はございませんか?
近年では働き方が変わって、リモートワークが増加しました。
家の中では立ち上がることが減り、パソコンにむかっている時間が長くなったことで、このような悩みが増えているように思われます。
そこで今回は、ジッとしていて足がパンパンになる原因と改善法についてお伝えさせていただきます。
こちらのブログが、そんな悩みのお力添えになれれば幸いです。
足がパンパンになる原因って?
人体の約60%が水分(液体)といわれています。
心臓から送られる血液は足先まで流れて、重力に逆らってまた心臓に戻ってきます。
血液やリンパ液などを下半身から全身へ送り出す役割をするいろんな筋肉があります。
その中でもふくらはぎの筋肉が特に重要といわれています。
ふくらはぎの筋肉がポンプとなり水分や老廃物を全身に循環させています。
しかし、長時間同じ姿勢で筋肉を動かさずジッとしていると循環がうまく働かないだけでなく、反対に筋肉が疲労してだるさや痛みなどを感じ、足が腫れたような状態に。
この状態を「浮腫み(むくみ)」と呼んでいます。
○○が浮腫みの原因になる?
姿勢だけでなく、血液やリンパ液の流れを悪くしてしまう原因に冷えがあります。
寒さや体の冷えによって熱を逃がさないようにするため筋肉を緊張させてしまい、浮腫みを生じやすくします。
ですので、普段から体を冷やさないよう対策を行いましょう。
夏場でも冷房の効きすぎによって体が冷えてしまうことがあります。
特に下半身の冷えは浮腫みにつながりやすいのでストッキングや靴下などで足元が冷えるのを防ぐこと。
足首や膝の裏などを手で触れてみて、手が温かいと感じたら冷えが進んでいるサインです。
仕事の合間にできるむくみ解消法
立ち仕事中でも合間を見つけて足を動かすことによって、ふくらはぎの筋肉の緊張をやわらげることができます。
休憩やトイレに行くタイミングで屈伸運動を数回するだけでも筋肉がやわらぎます。
また、テーブルやカウンターなどに軽く手を添えて、両足のかかとの上下運動を行うだけでも効果があります。
特に重要なのが・・・
・毎日適度な水分を補給すること
・ふくらはぎの筋肉を動かすこと
適度にに水分補給して、こまめに立ち上がったりして少し歩いてみましょう。
またゴルフボールなどを使って足裏でころころと転がして足裏を刺激する方法がオススメです。
足裏刺激によって循環がよくなる効果だけでなく、足の筋肉を動かすので筋ポンプ作用の効果も同時に得られます。
※こちらの動画にて詳しく説明しております
最後に
リモートワークが増えたことで立ち上がったり、歩いたりする機会が減少。
会社に出勤していると通勤で歩くこともあり、オフィスではジッとしていることが少ないと考えらえます。
結果的に、リモートワークによって以前に比べ浮腫みやすい環境になってしまっているのではないでしょうか。
水分を摂ったり、こまめに足を動かしたけれど解消しない!
といった場合は別の問題があるかもしれません。
そんな時は当院までご相談いただけますと幸いです。
これから気温が上がり、エアコンによって体が冷えやすい環境になります。
夏にむけて、この時期は特に浮腫みやすくなると考えられます。
くれぐれもお気を付けください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之