こんにちは。
芦屋市川西町にあります、きた鍼灸整骨院です。
先日、「リハビリホームくらら芦屋」にシルバーカーを寄付させていただきました。
寄贈させていただいた経緯として、昨今の日本は高齢化が進んでいます。
ある統計によると、2025年には人口の3人に一人が65才以上になるそうです。
そこで歩くことが難しい利用者さんのお役立ちになれればと考え、この度寄付させていただきました。
高齢化に伴う問題
高齢になると増えるのが転倒。
加えて、転倒した際に骨折するリスクも上がります。
転倒した時に手を着いて手首を骨折、尻もちを着いて腰の骨の骨折など。
そして一番問題になるのが、股関節の付け根の部分を骨折すること。
この骨折が原因で歩けずに寝たきりになってしまうケースが多々あります。
そこで利用者さんの転倒予防に役立てていただきたいと考え今回、寄贈させていただきました。
高齢者に転倒が多い理由
人は年齢を重ねるたびに筋肉が減少する傾向にあります。
するとつま先が引っかかって躓きやすくなります。
階段やちょっとした段差、時には自宅の絨毯で躓いてしまうことも。
そこで意識していただきたのが、日常から足を上げて歩くこと。
でも足を上げて歩くのは難しいですし、疲れますよね。
足を上げることを意識するのではなく、
つま先を上げるようにして歩いてみてください。
つま先を上げると引っかかるリスクが下がって、転倒することがなくなると考えます。
シルバーカーで歩行を快適に
今回、寄贈させていただいたシルバーカー。
シルバーカーは自身で歩行できる方が対象となります。
歩行が健康に及ぼす影響は大きいといわれています。
厚生労働省による「健康日本21(身体活動と運動)」によると、
【身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。
更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されている。生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量:「身体活動の強さ」×「行った時間」の合計の増加に従って上昇する。長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。】
と記載されています。
※厚生労働省「健康日本21(身体活動と運動)」より抜粋
ですので、歩行することが健康に直結するといっても過言ではありません。
少しでも歩くことの助けになり、一人でも多くの方の健康に貢献できますと幸いです。
最後に
今回は活動の一環をご紹介させていただきました。
当院は地域の方の健康に従事し、一人でも多くの方のお役に立てる活動を草の根レベルで行っております。
微力ではございますが、これからもこのような活動を継続していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之