兵庫県芦屋市の整体院、
きた鍼灸整骨院の北 善之です。
暑い日が続くと様々な不調を訴える方が増えてきます。
「何もしていないのに、なんだかダルい」
「水分は適度に飲むけど、食欲がない」
このような、ご相談をうけることがございます。
最近では、
「暑くなると、なんだか眠たくなるんです」
「寝不足でもないのに常に眠たいの…」
など、ご意見を耳にすることが増えました。
そこで、こちらでは暑さと眠気の関係、解消法をご紹介させていただきます。
最後まで目を通していただけますと非常に有益な内容となっております。
なぜ暑いと眠くなる?自律神経の働きに注目
眠気を起こす理由の一つとして『熱中症』の疑いがございます。
軽い熱中症の際には、頭痛や立ちくらみやめまいなどを起こすことがあるんですね。
その理由として考えられるのは自律神経(じりつしんけい)。
この自律神経は最も大事な神経といっても過言ではありません。
自律神経の役割は体が生きていくために必要な機能を一定に保つこと。
しかし外からの様々な刺激により、この機能に問題が生じることがあるんですね。
そのため熱中症になると意識がもうろうとして、この症状を『眠気』と感じる人がいらっしゃいます。
しっかり睡眠時間を確保しているのに、眠気を感じる場合は熱中症かもしれません。
日中に眠気があるようでしたら熱中症を疑ってみてはいかがでしょうか。
体力が落ちると熱中症に?弱い体が抱えるリスク
「自分は体力がない」と感じている方こそ、運動を生活の中に取り入れるのがいいかもしれません。
運動によって体力がついて、下がった食欲を上げ、良質な睡眠を得ることができます。
体力がつく=筋肉の量が増えること
それに最大の利点として、実は筋肉には水を貯える働きがあるんです。
熱中症は筋肉の量が少ない人が起こりやすいといっても過言ではありません。
体力がつく→筋肉が増えるので熱中症になりにくい
ですが、体力をつけるためにどんな運動から始めたらいいのか悩みますよね。
そんな方に、もってこいの方法がございます。
それは有酸素運動。
有酸素運動とは運動している時に、酸素をエネルギー源とする運動のことをいいます。
酸素を使っているので、比較的負荷が軽いのが特徴。
ウォーキングやジョギングが有酸素運動の代表例です。
さらに有酸素運動には、様々な生活習慣病の予防・改善に効果もあります。
生活に少し変化をつけるだけでも同じ効果が期待できます。
・エスカレーターの代わりに階段を利用する
・電車を利用しているのであれば1駅だけ歩く
・いつもより少しだけ歩幅を広げてみる
などから始めてみてもいいかもしれませんね。
無理なく続ける有酸素運動。熱中症予防のカギ
有酸素運動は一週間の合計で180分が目安といわれております。
60分のウォーキングを週に3回、30分のウォーキングを6日でもOKです。
また1日の中で運動を分割してもOK。
1日60分の運動を20分×3回に分けて行っても同様の効果が得られます。
外で運動するのが苦手という場合。
家の中でもできる熱中症・夏バテ予防のトレーニングがあります。
それは20~30センチの台を使って昇降を繰り返すというトレーニングです。
※詳しいトレーニング方法は以下の動画にまとめております
最後に
気温が高い日に眠気を感じる時は熱中症かもしれません。
眠気を感じたら、まずは水分補給するようにしてみてください。
熱中症の予防には体力をつけることがポイント。
ですが、急に運動を始めるのは難しいかもしれません。
まずは、少し歩くことから始めてみることをお勧めします。
運動を始める上で何かお体に何か支障をきたすようなことがあれば、当院までご相談下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
監修:鍼灸師・柔道整復師 北 善之