兵庫県芦屋市にあります
きた鍼灸整骨院の北 善之です。
私は治療家であり、
そこで最近、指導していると踵の周りに痛みや違和感を訴える子供が増えてきました。
同時に保護者からも、
「子どもが、運動のあとに踵が痛いと言ってくるんですが、様子を見いても大丈夫ですか?」
このような相談が重なりました。
当院にもサッカーやバスケ、
「成長痛かな?」
「そのうち治る?」
今回は、そんな「小学生の踵の痛み」について、
ご家庭でできる対処法などをまとめてみました。
お子さんを守るヒントとして、お役に立てますと幸いです。
「踵の痛みは、成長の証?」ではないケース
小学生の成長期、活発に運動しているお子さんは「成長痛」のような痛みを感じることがあります。
踵の痛みも、その一つのように思われがち。
ですが、すべてが成長のせいとは限らないんですね。
子供の踵の骨は、大人と違って柔らかく成長の途中にあります。
この時期に繰り返すジャンプやダッシュなどの刺激にとても敏感。
運動量の多いお子さんや、
その中でもよく見られるのが「シーバー病」
特に小学校の3〜6年生の男の子に多く見られます。
走ったりジャンプしたりしたあと、踵の後ろや踵の下の部分を押すと痛みが出るのが特徴です。
運動好きに多い「片側だけの痛み」にも要注意
「なんだか最近、左の踵だけ痛がるんです」
といったように、
これは、利き足(例えばサッカーでよく蹴る足)や、
このように片側にだけ痛みが出る場合でも、
「なんとなく様子を見よう」
さらに怖いのは、痛みをかばって動くクセがついてしまうこと。
一度ついたクセは、
だからこそ、片側だけの違和感でも、
実際に来院された方の声
ここで、
「小学4年生の息子が左のかかとを痛がり、
このようなお声をいただくと、私自身とても嬉しいですし、
早期対応で安心!ご家庭でのセルフケア
とはいえ、整骨院や病院に行くべきか迷う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ご家庭で行える簡単なセルフケアを2つご紹介させていただきます。
1つ目はアイシング。
運動後や痛みが出た直後は、保冷剤や冷やしたタオルなどで、
2つ目は脛(すね)のストレッチ。
かかとの痛みは、
やり方は簡単。正座をするだけです。
ストレッチして筋肉の緊張を和らげることが予防にもつ
もちろん、これらはあくまで応急的なケア。
なので痛みが続く、痛みが強い場合は専門家に相談してくださいね。
最後に
重要なのは大人が「踵の痛み」、
子どもの痛みは、大人よりも表現が難しいことが多いです。
「なんとなく歩き方が変だな」
「いつもと動きが違うな」
痛みや違和感がある時は無理をせず、体を休ませて整えてあげることが、未来ある運動人生を守ることにつながると考えております。
当院では、小学生の体の不調に対する施術を行っております。
「これって大丈夫かな?」と迷われた時は、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
お子さんを応援するお手伝いができれば、嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 北 善之】