芦屋市の整体院、

きた鍼灸整骨院の北 善之です。

私自身、学生時代からゴルフをしてきました。

20歳の時、練習中に腰痛に襲われスイングすらできなくなり、知人の整体師の治療によって復帰することができました。

この経験から現在の道を志し、いまでも定期的にゴルフをプレーしています。

今回はゴルフにおける動作メカニズムから、体の専門家としてゴルフを解説させていただきます。

自分が携わってきたゴルフで、少しでも皆様のスコア向上にお役立ちできますと幸いです。

 ゴルフグリップの太さとスイングの安定性

ゴルフにおいて唯一、体と道具が接している部分。それはグリップ

そのため道具を用いる運動としてグリップは最も重要といっても過言ではないんですね。

多くの場合はヘッドやシャフトの性能に注目されがちですが、実際にはグリップがパフォーマンスに大きく影響すると考えております。

グリップの太さはスイングに影響を与える要素となります。

手に対して太いグリップは手首の動きを制限し、インパクト時のフェースがずれやすくなる可能性があります。

するとボールの方向性や飛距離に影響を及ぼす要因となり得ます。

反対に細いグリップでは手首が過度に動いてしまい、スイング全体が不安定になりやすい傾向に。

最適なグリップの太さは個々の手のサイズや握力、スイングによってそれぞれです。

一般的に手が大きい人や力が強い人には、やや太めのグリップが推奨されます。

その理由の一つとしては手首の過剰な動きを抑えてスイングを安定させるためです。

一方、手が小さい人や握力が弱い人には細めのグリップが適していて、クラブを握りやすくなります。

そのため、その人に最適なグリップの太さにすることでスイングがより安定し、ミスショットを減少させることが可能です。

右手の握り方がスイングパフォーマンスに与える影響

ゴルフスイングにおいて、右手の握り方は非常に重要です。

正しい握り方でスイングの安定性が向上しスコアアップにつながります。

右手の握り方に問題があるとインパクトのクラブフェースがずれたり、スイング全体の軌道が乱れたりする原因になりかねません。

具体的にゴルフは「インターロッキング」や「オーバーラッピング」といった握り方が一般的です。

インターロッキングでは、右手の小指を左手の人差し指と絡めるように握ります。これにより両手が一体となり、スイングが安定します。松山英樹選手などはこの握り方です。

インターロッキングには、ヘッドのリリースがしやすくヘッドスピードを上げやすいといったメリットがあります。

 

オーバーラッピングは、右手の小指を左手の人差し指と中指の上に乗せる形で握ります。左右の手の感覚を生かすことができます。石川遼選手などはこの握り方です

オバーラッピングには右手の力が入り過ぎず、フェイスの開閉を行いやすいといったメリットがあります。

どちらにせよグリップを必要上に強く握ると、手以外にも力が入ってしまいスイングがスムーズではなくなるんですね。

逆に握りが弱いとスイングが安定せず、タイミングがずれやすくなります。

 

ここで確認です。一度、近くにある棒状の物を掴んでください。

この時、小指は握らずに伸ばしたままの状態で握ってみてください。

次に小指をしっかり握り込んでみてください。

小指を立てたままだと力が入りにくいことが分かりますよね?

人間の構造上、物を握る時の握力は小指がキーポイントになるんですね。

ですので、インターロッキングとオバーラッピングでは右手の握力に違いがあるといえます。

 スコアアップのためグリップの太さについて

まずはご自身のグリップをチェックしてみてください。鏡の前でグリップを確認して、力加減が適切かをチェックしましょう。

グリップの一部だけ凹んでいたり、すり減っている場合はグリップを少し太くしてみてはいかがでしょうか。

またスイングの際に手首が過剰に動いていないか、クラブが手の中で動いていないかも確認することが大切です。

最近ではテンフィンガーグリップの方もいらっしゃいますが、理想的な握力はスイング中にクラブが手の中で動かない最低限の力。

グリップで最も重要なのは右手の握力をコントロールすることなんですね。

グリップはクラブを扱う上で、とても重要な要素となります。ヘッドやシャフトも勿論重要ですが、これを機にグリップの太さにもこだわってみてはいかがでしょうか。

また練習場でのスイング動画を撮影して、フォームを客観的に見返すことも有効です。

動画によってスイングの軌道やフェースの動きを確認し、修正点を見つけることができます。

最後に

当院ではゴルフに特化した整体を提供しています。

またグリップの改善やスイングの安定性を高めるためのアドバイスなども行っています。

そして一人ひとりの体の状態に合わせた施術を行い、ゴルファーのパフォーマンス向上をサポートします。

体のコンディションが整うことでスイングも自然と安定し、スコアアップにつながります。

ゴルフにおけるグリップや握り方は技術の向上だけでなく、体全体のパフォーマンスに直結する重要な要素となります。

他にも何か疑問や質問がございましたらお気軽にお問合せください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師  北 善之】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です